ARTISAN vol.1
― 味を⽣み出す、⽕と対話する職⼈たち ―
沖縄・古宇利島。
ゆるやかな潮⾵と、濃密な太陽の光。
この島に⽴ち上がるダイニング「OCTO」は、
“⽕” という原始的なエネルギーと、“素材” の⼒を
最⼤限に活かす職⼈たちによって⽀えられています。
ARTISAN (職⼈) ――
⼿間を惜しまず、素材に⽿を澄まし、
そして美味しさに誠実であること。
ARTISAN vol.1 では、
OCTOの中枢を担う三⼈の職⼈の
哲学と技を紹介します。
彼らが⽣み出す料理は、“ひと⽫”を超えて、
旅の記憶に残る“体験”へと昇華します。
(写真中央)
■ 統括シェフ:福島 信幸 (ふくしま のぶゆき)
宮崎県出⾝。東京・台場のホテル「グラン パシフィック メリディアン」(現グランニッコー東京台場) 勤務後、渡仏。
ミシュラン⼀つ星「Auberge Fond Rose (リヨン) 」、三つ星「Maison Lameloise (ブルゴーニュ) 」という名⾨で 研鑽を積み、帰国後は都内レストランで料理⻑を務めた後、CROSSグループに参画。
Restaurant CROSS TOKYO (東京・⾚坂) 料理⻑、CROSS WONDER DINING料理⻑、ハイアットハウス東京渋⾕の メインダイニングRestaurant MOSS CROSS TOKYO総料理⻑を経て、OCTO (オクトー) の統括シェフに就任。
料理に必要なのは、「⾃然との共鳴」だと福島は⾔います。
⽕と⽔、⾵と⼟。古宇利島の⾃然が語りかけてくるリズムに⽿を傾け、旬の恵みを⾒極める。
そして、薪や炭という“⽕の職⼈”としての技を注ぎ込み、驚きと静けさが同居する料理へと仕上げるのです。
“料理は、記憶に残る⼿仕事。”その信念のもと、彼は今⽇もキッチンに⽴ち続けます。
(写真右)
■ 部⾨シェフ:Simone De Battisti (シモーネ・デ・バティスティ)
イタリア・モリーゼ州出⾝のピッツァイオーロ (ピッツァ職⼈)。
ピッツァは、イタリアの「家庭の味」であり、「⼟地の象徴」。
シモーネは、その原点を胸に、ニュージーランド、アイルランド、バーレーン、レストランで勤務の後、来⽇。
2019年からニセコピザ (北海道・ニセコ) のシェフ及びキッチンマネージャーとして、2020年からはBlizzard (⻑野県・⽩⾺) でヘッドシェフとして勤務後、古宇利島という新たな“⽕の舞台”へ。
⼩⻨、⽔、塩、酵⺟。それだけで⽣まれる⽣地に、彼は職⼈としての誇りと愛情を注ぎます。
窯の温度を感じながら焼き上げるピッツァは、シンプルであるがゆえに深く、記憶に残る⼀枚となります。
“ピッツァは、炎で語るイタリアの魂。”
その情熱が、OCTOに豊かな⾹りと温もりを届けています。
(写真左)
■ 部⾨シェフ:⼩倉 圭輔 (おぐら けいすけ)
神奈川県出⾝。
イタリアンレストランmarina piccola (横浜市・⼤倉⼭) で経験を積み、2019年からイタリアンバルMondatta (横浜市・横浜) に勤務。
スーシェフを経て2021年シェフに就任。
⼩倉の料理に共通するのは「⽕を使った表現⼒の豊かさ」です。
イタリアンの現場で経験を積みながら炭⽕焼や薪焼きというプリミティブな⼿法に魅せられ、技術を磨いてきました。
素材の⽔分、繊維、⾹り……それぞれの個性を⾒極め、薪の⽕加減で最も美味しい瞬間を引き出す。
それはまさに、職⼈の勘と集中⼒の結晶。
OCTOでは⾁だけでなく、島野菜や⿂介にもこの技法を⽤い、⼒強くも繊細な味を創り出しています。
“⽕を⼊れることで、素材が語り出す。”
⼩倉の料理は、古宇利島の⾷材に新たな命を吹き込んでいます。
― ⽕を操る、
三⼈のアーティザンがつくる⾷体験 ―
OCTOの厨房には、異なるルーツを持つ
三⼈の職⼈たちが⽴っています。
それぞれの技術と哲学が交わることで⽣まれるのは、
“⽕のアンサンブル” ともいえる豊かな料理の数々。
古宇利島の⾵景、季節、空気――
そのすべてを五感で味わう場所が、
ここにはあります。
あなたの旅の中に、“忘れられないひと⽫”を。
OCTOで、⽕と職⼈がつくる
⾄⾼のひとときを是⾮体感して頂きたい。
皆様のご来店⼼よりお待ち申し上げます。